コミットを行う
Gitでコミットを行う方法を解説します。git commitコマンドで、コミットができます。コミットの準備ができている必要があります。
コミットを行うには、ソースコードの変更の要点を記述したコメントを入力する必要があります。「-m」オプションで指定します。このコメントは、コミットメッセージと呼ばれます。
# コメントを直接入力してコミット git commit -m "コメント"
「-m」オプションを使用しない場合は、viなどのエディタで、開くことができます。このエディタは、Gitの設定ファイルで設定することもできます。
# コメントをviなどのエディタで開いて記述してからコミットメッセージを書くこともできます。 git commit
コミットの確認
コミットを確認するにはgit logコマンドを使います。
git log
git logの出力のサンプルです。一番上が新しいコミットです。今コミットしたコミットメッセージが、一番上にきていることを確認しましょう。
commit 99e77ecbb2fa0922aed2995ebc20eea20b559a87 (HEAD -> main, origin/main) Author: Yuki Kimoto <kimoto.yuki@gmail.com> Date: Thu Jul 29 08:58:33 2021 +0900 ウィンドウのテキストを取得を追加 commit 8166b40288648dab314147df751c2d27788b1d03 Author: Yuki Kimoto <kimoto.yuki@gmail.com> Date: Wed Jul 28 08:53:01 2021 +0900 子ウィンドウの一覧を取得とデスクトップウィンドウの取得を追 commit 7768973127fa0495e1ac8ab745d2f10fc1c38f8a Author: Yuki Kimoto <kimoto.yuki@gmail.com> Date: Tue Jul 27 08:16:09 2021 +0900 PerlでWebブラウザ自動操作ロボット作成方法のまとめ加筆
注意点として、これは、個人サイトのものなので、コミットメッセージがだいぶ適当ですが、共同開発の場合は、もう少し丁寧に書きましょう。
間違ったコミットを戻すには?
間違ってコミットしたことに、コミット直後に気が付きました。こんな場合は、間違ったコミットを戻すには、どうすればよいのでしょうか?
「git reset」コマンドを使って、以前のコミットまで戻します。一つ前のコミットIDを確認しましょう。上記の例では以下の「8166b40288648dab314147df751c2d27788b1d03」です。
commit 8166b40288648dab314147df751c2d27788b1d03 Author: Yuki Kimoto <kimoto.yuki@gmail.com> Date: Wed Jul 28 08:53:01 2021 +0900 子ウィンドウの一覧を取得とデスクトップウィンドウの取得を追
このコミットIDを「git reset」の引数に指定します。
# 一つ前のコミットに戻す git reset 8166b40288648dab314147df751c2d27788b1d03
間違っても「git reset」コマンドに「--hard」オプションを指定しないようにしましょう。ワーキングディレクトリでのファイルの変更がすべて戻り、涙が出てきます。テキストエディタでファイルを開いていて、内容が残っている場合は、素早く上書きしましょう。