git remote - リモートリポジトリの追加・変更・削除
git remoteコマンドは、リモートリポジトリの追加・変更・削除を行うコマンドです。もうすこし、正確に書くと、URLで表現されるリモートリポジトリを表す簡単な名前を、追加・変更・削除するコマンドです。
以下の解説は、便宜的にリモートリポジトリの追加・変更・削除という言葉で書きますが、実際の内容は、URLで表現されるリモートリポジトリを表す簡単な名前を、追加・変更・削除しているということを意識してください。
リモートリポジトリの追加
リモートリポジトリを追加するには「git remote add」コマンドを使用します。最初の引数は、リモートブランチの名前、第二引数は、リモートブランチのURLです。
デフォルトのリモートリポジトリの名前は、慣習で「origin」です。
# リモートリポジトリの追加 git remote add origin git@github.com:yuki-kimoto/perlzemigit.git
リモートリポジトリの変更
リモートリポジトリ名が指しているURLを変更するには「git remote set-url」コマンドを使用します。
git remote set-url origin git@github.com:yuki-kimoto/ohter.git
リモートリポジトリの削除
リモートリポジトリの削除するには「git remote remove」コマンドを使用します。
git remote remove origin
リモートリポジトリの一覧の表示
リモートリポジトリの一覧を表示するには「git remote」とします。
git remote
出力結果のサンプルです。
origin
リモートリポジトリが、どのURLを指しているかを知りたい場合は「git remote」の「-v」オプションを使用します。
git remote -v
出力結果のサンプルです。
origin git@github.com:yuki-kimoto/perlzemigit.git (fetch) origin git@github.com:yuki-kimoto/perlzemigit.git (push)